充電器の沼にハマった10年間
動画編集者は充電器に苦労する。
MacBook Pro、iPhone、ワイヤレスイヤホン、カメラのバッテリー、たまにiPad。仕事で持ち歩くデバイスの数だけ充電器が必要になる。カバンの中で一番場所を取っているのが、実は充電器とケーブルだったりする。
この10年で買った充電器は少なく見積もっても15台以上。Ankerの5ポートタワー、RAVPowerの窒化ガリウム、Apple純正96W、Baseus、Satechi、UGREEN...名前を挙げればキリがない。どれも「これで最後にしよう」と思って買ったのに、結局不満が出て次を探す。その繰り返し。
CIO NovaPort TRIO IIを買って半年。ようやくこのループから抜け出せた。
PD3.1がゲームチェンジャーだった
PD3.0とPD3.1の違いを知らない人は多いと思う。俺も最初は「どうせ大差ないだろう」と思っていた。
PD3.0は最大100W。PD3.1は最大240W。この差がMacBook Proの充電では致命的に効いてくる。
俺はDaVinci Resolveでレンダリングを回しながら充電することが多い。PD3.0の100W充電器だと、負荷が高い時はバッテリーが微妙に減っていく。充電しているはずなのにバッテリーが減るというストレス。
NovaPort TRIO IIはPD3.1対応で最大140W出力。MacBook Pro M5をフルスピードで充電できる。レンダリング中でもバッテリー残量が確実に増えていく。「充電器に繋いでいる」という安心感が違う。
3ポートの電力配分がインテリジェント
**CIO独自の「NovaInteligenceが地味に優秀。
3ポート同時使用時、接続デバイスに応じて自動で電力配分を最適化する。MacBook Proだけ繋いでいる時は140W全振り。iPhoneを追加すると MacBook 100W+iPhone 30Wのような配分に自動で変わる。
以前使っていたAnkerの3ポート充電器は、2ポート以上使うと一律で出力が半分に落ちる仕様だった。MacBook Proの充電が極端に遅くなるストレスがあった。NovaPort TRIO IIはデバイスの必要電力を見て賢く配分するから、そういうイライラがない。
サイズと重量の現実
スペックシートの数字より、実物を手に取った感触が大事。
Apple純正96Wアダプタとの比較:
- 純正96W:縦7.7cm × 横7.7cm × 厚3cm、300g
- NovaPort TRIO II:縦6.5cm × 横6.5cm × 厚3.2cm、230g
純正より小さくて軽いのに出力は上。しかも3ポート。この時点で純正を持ち歩く理由がなくなった。
ただし、もっと小さい充電器はある。60W級の1ポート充電器と比べるとさすがにデカい。ポケットに入るサイズではない。カバンの中で場所を取るのは確かだが、3台分の充電器をまとめているんだから、むしろ省スペースと考えるべき。
発熱について正直に書く
140W級の充電器で避けて通れないのが発熱問題。
3ポート同時使用で30分ほど経つと、表面温度は体感で45〜50度くらいになる。握り続けるのは不快なレベル。ただし、これは140W級の充電器としては標準的。以前使っていたRAVPowerの100W充電器は、もっと熱くなって心配になるレベルだった。
俺はデスクでは充電器を裸のまま置いているが、カバンの中では小さなメッシュポーチに入れて熱を逃がすようにしている。布製のポーチに入れっぱなしは避けた方がいい。
半年使って壊れていない(重要)
充電器で一番大事なのは、壊れないこと。
Amazonで3,000〜5,000円の充電器を何個も買い替えた経験がある。半年で出力が不安定になる、1年でUSBポートが接触不良を起こす、2年持てばラッキー。そういう充電器を使い捨てるのにうんざりしていた。
NovaPort TRIO IIは半年間、毎日使い続けて故障なし。出力も安定している。6,000円台の価格は安い充電器の倍だが、買い替えサイクルを考えれば安い投資。
どんな人に勧めるか
- MacBook Pro+iPhone+何かもう1台を同時充電したい人
- PD3.1の恩恵を受けられるデバイスを持っている人
- 出張や外出が多く、充電器を1個にまとめたい人
- 充電器の沼から抜け出したい人
逆に、iPadとiPhoneしか充電しないなら、65Wクラスの小型充電器の方がいい。140Wはオーバースペック。
