罪
犯罪
脱獄
/だつごく/
刑務所や拘置所から不法に脱走する行為。刑法の加重逃走罪に該当し、ヤクザの武勇伝として語られることもある。
概要
脱獄(だつごく)とは、刑務所・拘置所・留置場などの収容施設から不法に脱走する行為を指す。刑法第97条の「逃走罪」および第98条の「加重逃走罪」に該当し、脱獄自体が新たな犯罪となる。
日本の刑事施設は世界的に見ても脱獄が極めて困難とされるが、過去にはいくつかの脱獄事件が発生し、裏社会では武勇伝として語り継がれるものもある。
法律上の扱い
- 逃走罪(刑法97条) — 裁判の執行により拘禁された者が逃走した場合。1年以下の懲役
- 加重逃走罪(刑法98条) — 損壊・暴行・脅迫を用いて逃走した場合。3月以上5年以下の懲役
- 被拘禁者奪取罪(刑法99条) — 外部の者が被拘禁者を逃走させた場合。3月以上5年以下の懲役
有名な脱獄事件
日本の脱獄史で最も有名なのは、白鳥由栄(しらとりよしえ)による4度の脱獄である。1936年から1947年にかけて、青森・秋田・網走・札幌の各刑務所から脱獄に成功し、「昭和の脱獄王」と呼ばれた。
ヤクザと脱獄
裏社会において脱獄は、度胸と執念の象徴として語られることがある。しかし実際には、脱獄の成功率は極めて低く、成功しても追加の刑罰が科されるため、合理的な選択とは言い難い。組織としても脱獄を奨励することはなく、仮釈放を目指すのが通常の対応である。