語
用語
代貸し
/だいかし/
賭場において親分に代わって場を仕切り、貸元の業務を代行する役職。博徒組織の中核的な幹部ポジション。
概要
代貸し(だいかし)とは、賭場(鉄火場)において親分=貸元(かしもと)に代わって賭場の運営を取り仕切る役職である。博徒の組織における実質的なナンバー2にあたり、現代のヤクザ組織における若頭に相当する。
代貸しの役割
- 賭場の運営管理 — 参加者の確認、場のルール維持、不正の監視
- 資金管理 — テラ銭(場所代)の徴収・管理
- トラブル対応 — 賭場で起きた揉め事の仲裁・解決
- 親分の代理 — 親分が不在の際に全権を委任される
「貸元」と「代貸し」
貸元(かしもと)とは賭場を開帳する親分のことで、場所と資金を「貸す」ことからこの名がある。代貸しは文字通り「代わりに貸す」者であり、貸元の信任を受けて実務を担当する。
現代での位置づけ
賭博が違法化された現代において、伝統的な意味での代貸しは姿を消しつつある。しかし、ヤクザ組織の古い言い回しとして「代貸し」の呼称が残る場合もあり、組の実務を取り仕切る幹部を指す敬称として使われることがある。