罪
犯罪
振り込め詐欺
/ふりこめさぎ/
銀行振込を利用して被害者から金銭を騙し取る詐欺の総称。オレオレ詐欺・架空料金請求詐欺・還付金詐欺などを含む。2004年に警察庁が命名。
概要
振り込め詐欺(ふりこめさぎ)とは、電話・郵便・インターネットなどを使って被害者を欺き、銀行口座への振り込みによって金銭を騙し取る詐欺の総称である。2004年に警察庁が命名した呼称で、現在は「特殊詐欺」という広義の呼称に吸収される形で使われることも多い。
主な類型
オレオレ詐欺(息子・孫なりすまし型)
身内を騙り「事故を起こした」「お金が必要」と訴え、ATM振り込みや現金手渡しで金を騙し取る。→オレオレ詐欺参照
架空料金請求詐欺
「未払いの有料サイト利用料がある」「放置すると法的措置を取る」などと脅し、コンビニのプリペイドカードや振り込みで支払わせる。
還付金詐欺(こうふきんさぎ)
「医療費・税金の還付金がある。ATM操作で受け取れる」と騙し、ATM操作を電話で誘導して逆に振り込みをさせる。特に70歳以上の高齢者に被害が多い。
融資保証金詐欺
「低金利ローンを利用できる。審査保証金を振り込んでほしい」と騙し、融資を実行せずに消える。
手口の進化
当初は単純な「振り込み要求」が主流だったが、対策強化に伴い手口が高度化:
- 電子マネー・プリペイドカード活用: 追跡が難しいギフトカード番号を要求
- ATM誘導の精緻化: 「操作を教えながら振り込ませる」還付金詐欺
- なりすましの多様化: 警察官・検察官・弁護士・銀行員など権威のある存在を装う
- SNS・メールの活用: 電話だけでなく複数チャネルで信ぴょう性を高める
法的対策
- 犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律(振り込め詐欺救済法、2008年): 詐欺に使われた口座の残高を被害者に分配する制度
- 金融機関による高齢者ATM利用の見守り・声かけ
- 「特殊詐欺対策コール」: 電話の自動音声警告システム