犯罪
SNS募集強盗特殊詐欺実行役高収入詐称

闇バイト

/やみばいと/

SNS・掲示板等で「高収入・即金・簡単な仕事」と偽り応募者を募り、強盗・詐欺・受け子等の犯罪実行役として使う手口。2020年代に急増。

DATE: 2024/1/1

概要

闇バイト(やみばいと)とは、Twitter(X)・Instagram・TelegramなどのSNSや掲示板で「高収入・日払い・簡単な仕事」などと偽って応募者を集め、強盗特殊詐欺受け子・出し子)・窃盗などの犯罪の実行役として使い捨てにする手口・および当該求人のことを指す俗称である。

実態

募集の文言(実例に近い形)

  • 「高収入・日払い・短時間で稼げる仕事」
  • 「運ぶだけ・受け取るだけで1件5万円」
  • 「身分証があればOK・即日対応」
  • 「グレーな仕事が得意な人募集」

応募者が「闇バイト」と認識しないままの場合もあり、面接後に「少しグレーだが捕まらない」と誘導されて気づかないケースも報告されている。

指示役の管理手法

指示役は以下の手法で実行役を管理・支配する:

手法 内容
個人情報の先取り 応募時に身分証・住所・家族の写真等を提出させ、逃亡・告発を防ぐ人質にする
暗号化アプリの使用 Telegram・Signalなど追跡しにくいアプリで指示を出す
使い捨て 逮捕されてもつながりが発覚しないよう実行役との接点を断つ
脅迫 「辞めたら個人情報をばらまく」「家族に危害を加える」と脅す

犯罪類型

犯罪 闇バイトの役割
強盗(アポ電強盗) 実行犯として被害者宅に侵入・強奪する
特殊詐欺(受け子) 被害者宅を訪問し現金を受け取る
特殊詐欺(出し子) ATMから振り込まれた金を引き出す
窃盗・空き巣 指示された住宅に侵入して貴重品を盗む

法的リスク

闇バイトの実行役は「知らなかった」では済まず、以下の罪に問われる:

  • 強盗罪・強盗傷害罪: 懲役5年〜無期または死刑(結果次第)
  • 詐欺罪: 懲役10年以下
  • 窃盗罪: 懲役10年以下

指示役が逮捕されず実行役だけが捕まるケースが多く、「使い捨て」の犠牲者となる。

対策

警察庁は2023〜2024年にかけて闇バイト対策を強化。SNS事業者への削除要請・実行役の早期自首促進・保護プログラムなどが展開されている。

関連用語

  • 半グレ — 闇バイトを組織する主体
  • 特殊詐欺 — 闇バイト実行役の主な犯罪類型
  • オレオレ詐欺 — 闇バイト受け子が関与する詐欺
  • 恐喝 — 辞退者への脅迫が該当する犯罪