罪
犯罪
偽造
/ぎぞう/
文書・通貨・印章・有価証券などを権限なく作成・変造する犯罪行為。偽札・偽造パスポート・偽の印鑑証明など、裏社会で広く利用される手口のひとつ。
概要
偽造(ぎぞう)とは、権限なく文書・通貨・印章・有価証券などを作成または変造する行為の総称である。刑法では文書偽造罪・通貨偽造罪・有価証券偽造罪などが定められており、対象によって刑罰が異なる。
主な偽造の種類
文書偽造
- 公文書偽造:住民票・パスポート・運転免許証などの公的文書の偽造(刑法155条:1年以上10年以下の懲役)
- 私文書偽造:契約書・領収書・印鑑証明などの偽造(刑法159条:3月以上5年以下の懲役)
通貨偽造
偽札(偽造紙幣)の製造・使用・輸入は無期または3年以上の懲役。日本では高精度印刷技術の普及とともに、精巧な偽札が増加している。
有価証券偽造
株券・小切手・手形・商品券などの偽造。組織的な金融詐欺と組み合わせて使用されることが多い。
裏社会での利用
- 偽装身分証:暴力団員・指名手配犯が偽造免許証・パスポートで身元を隠す
- 不動産詐欺:偽造登記書類・印鑑証明を使った所有権詐取
- 補助金詐欺:偽の領収書・見積書で公的補助金を騙し取る
- 偽造クレジットカード:磁気情報を複製したスキミングカード
技術的背景
近年はデジタル偽造(画像編集ソフトによる文書改ざん)が増加しており、高品質プリンターの普及とともに摘発件数も増えている。