語
用語
サシ
/さし/
1対1で向き合って話し合うこと。ヤクザ社会では重要な交渉や本音の話し合いの場として用いられる。
概要
サシとは、「差し向かい」の略で、1対1で面と向かって話し合うことを意味する。裏社会においては、組の幹部同士が第三者を交えず本音で語り合う場、あるいは問題の当事者同士が直接交渉する場を指す。
サシの場面
サシでの話し合いが行われるのは、主に以下のような場面である。
- 利害の調整 — 組同士のシマ(縄張り)の境界線に関する交渉
- 揉め事の解決 — 当事者同士が直接話をつける
- 本音の確認 — 組の方針や人事について、幹部間で腹を割って話す
- 密談 — 他の組員に知られたくない話を内密に行う
サシの作法
- 場所の選定 — 料亭・ホテルの個室など、第三者の目がない場所
- 武器の不所持 — 暴力的な解決ではなく、言葉での交渉が前提
- 酒を酌み交わす — 打ち解けた雰囲気を作るため、酒席で行われることが多い
- 約束の厳守 — サシで交わした約束は仁義として守られるべきもの
タイマンとの違い
タイマンが暴力的な決闘を意味するのに対し、サシは言葉による話し合いを指す。ただし、サシでの交渉が決裂した場合にタイマンや組織的な出入りに発展することもある。