組
組織
暴走族
/ぼうそうぞく/
バイクや改造車で集団走行し、騒音・交通違反・威嚇行為を繰り返す不良少年グループ。1970〜80年代に全国的に社会問題化した。
概要
暴走族(ぼうそうぞく)とは、改造したオートバイや自動車で集団走行し、騒音・スピード違反・信号無視・威嚇的行動などを行う不良少年グループの総称である。「族」とも略される。
1970年代から80年代にかけて全国的に急増し、社会問題として大きく取り上げられた。最盛期(1982年)には全国の暴走族員数が約42,510人に達した(警察庁統計)。
歴史
発生期(1960年代)
戦後の高度経済成長期にバイク・自動車が普及したことで、若者の間でバイクを使った不良行為が発生。「カミナリ族」などと呼ばれた初期の走り屋グループが原型となった。
最盛期(1970〜80年代)
1973年のオイルショック後の社会不安を背景に、不良少年の受け皿として暴走族が急拡大。「ヤンキー文化」と連動して全国の都市部・地方都市で組織化が進んだ。
主な特徴:
衰退期(1990年代〜)
警察の取り締まり強化・道路交通法改正・少子化・価値観の変化などにより急速に減少。2000年代以降は構成員数が激減し、かつての社会問題としての暴走族はほぼ消滅した。
組織構造
暴走族は地域ごとに「チーム」「軍団」を形成し、独自の階層制度を持つ。
| 役職 | 内容 |
|---|---|
| 総長(そうちょう) | チームのトップ |
| 副総長 | ナンバー2 |
| 特攻隊長 | 実戦部隊のリーダー |
| 一般メンバー | 通常の構成員 |
| パシリ | 下っ端・使いっ走り |
暴力団との関係
暴走族は「ヤクザの予備軍」とも言われ、元暴走族がそのまま暴力団に加入するケースが多かった。特に:
近年は暴走族→半グレという流れが増え、従来の暴力団への流入は減少している。
現代の変化:ローリング族・旧車會
現在では従来の「暴走族」に代わって:
- ローリング族: 峠道・サーキットでの違法競走を行うグループ
- 旧車會(きゅうしゃかい): 1970〜80年代の旧車・旧型バイクを愛好するグループ(イベント参加が中心で「暴走」しないケースも多い)
などが注目されているが、騒音・違法走行の問題は依然として続いている。