用語
抗争切り込み鉄砲玉襲撃忠誠

特攻

/とっこう/

抗争時に自らの身を顧みず敵対組織に切り込む行為。鉄砲玉と同義で使われ、若い組員が命じられることが多い。

DATE: 2024/1/1

概要

特攻(とっこう)とは、ヤクザ抗争において、自らの安全を度外視して敵対組織に単身または少人数で切り込む行為を指す。鉄砲玉と同様の意味で使われ、実行者は逮捕・負傷・死亡の危険を承知の上で行動する。

語源は太平洋戦争中の特別攻撃隊(特攻隊)に由来し、「捨て身の攻撃」という意味を持つ。

特攻の実態

特攻を命じられるのは、主に以下のような立場の者である。

  • 若い組員 — 組への忠誠を証明する機会として
  • チンピラ — 組に正式に迎え入れてもらうための通過儀礼
  • 借りのある者 — 組に恩義がある者が恩返しとして志願
  • 少年法適用者 — 未成年者は刑罰が軽いため利用されるケース

特攻と法的帰結

特攻の実行者は殺人未遂・傷害・銃刀法違反などの重罪に問われ、長期の懲役が科される。組としては、実行者の服役中の面倒を見る、出所後に幹部に引き上げるなどの見返りを約束することが多い。

しかし実際には、約束が反故にされるケースも少なくなく、「使い捨て」にされる者もいる。

カチコミとの関係

カチコミ(殴り込み)が組織的な襲撃を指すのに対し、特攻は個人の捨て身の行動というニュアンスが強い。ただし、実際の用法では両者の境界は曖昧である。

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