罪
犯罪
脱税
/だつぜい/
暴力団の資金を税務当局から隠す行為。暴力団は合法・非合法の収入を隠匿するため、脱税は暴力団犯罪の摘発における重要な切り口となっている。
概要
脱税(だつぜい)とは、所得や資産を税務当局に申告せず、納税を免れる犯罪行為。暴力団は合法・非合法を問わず莫大な収入を得ているが、その多くは税務申告されておらず、脱税は暴力団の構造的な犯罪の一つである。
暴力団と脱税
資金の隠匿
暴力団の収入(みかじめ料、賭博、薬物売買、風俗業など)の大部分は現金取引であり、正規の会計処理が行われない。こうした裏金は銀行口座を介さずに流通し、税務当局の補捉が困難である。
フロント企業を通じた脱税
暴力団が経営するフロント企業では、架空の経費計上、売上の過少申告、二重帳簿の作成などの手法で脱税が行われてきた。
摘発手法
国税庁の査察
暴力団関係者の脱税は**国税庁査察部(マルサ)**の重要な捜査対象である。直接的な暴力犯罪の立証が困難な場合でも、脱税容疑で暴力団幹部を検挙する手法は有効な対策とされる。
米国でアル・カポネが所得税法違反で有罪となった事例と同様に、日本でも脱税は暴力団を追い詰める有力な武器となっている。