風俗
性風俗アダルト産業風適法ソープランドデリヘル

風俗

/ふうぞく/

性的サービスを提供する産業の総称。法律上は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風適法)で規定される。

DATE: 2024/1/1

概要

風俗(ふうぞく)とは、一般的には「世間の風習・習慣」を意味する言葉だが、現代の俗語・業界用語においては性的サービスを提供する業種・産業を指すことが多い。「性風俗」「風俗業」とも呼ばれる。

法律上は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風適法)によって規制・管理され、営業には都道府県公安委員会の許可が必要となる。

業種の分類

風俗業は法律上、以下のように分類される。

風俗営業(1号〜8号)

業種
1号 キャバレー・ナイトクラブ(接待行為あり)
2号 低照度飲食店
3号 区画席飲食店(ボックス席主体)
4号 まあじゃん屋・パチンコ
5号 ゲームセンター等

性風俗関連特殊営業(届出制)

業種 内容
ソープランド 個室で性的サービスを提供する「特殊浴場」
デリヘル 客の指定場所に女性を派遣するサービス
ピンサロ ピンクサロン。店内でのサービス
SM系 緊縛・調教をテーマにした店舗
イメクラ イメージクラブ。コスプレ等の演出を加えたサービス

歴史

戦前

明治・大正期には「遊廓」(ゆうかく)制度のもと、公認された売春地帯(赤線地区)が存在した。

戦後〜売春防止法(1958年)

1956年に売春防止法が制定・施行され、公娼制度が廃止された。赤線地帯は閉鎖され、業者は「トルコ風呂」(現在のソープランド)など、法の抜け穴を利用した形態に転換していった。

1985年:風適法制定

「風俗営業等取締法」が大幅改正され「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風適法)として施行。デリヘル・ファッションヘルス等の規制が体系化された。

社会的位置づけ

経済規模

性風俗産業の市場規模は推計で年間2〜3兆円とも言われ、日本の一大産業となっている。従事者数も数十万人規模とされる。

暴力団との関係

歴史的に風俗業と暴力団は密接な関係にあった。みかじめ料(場所代)の徴収、女性の斡旋、資金洗浄など多様な形で組織が関与してきた。暴排条例の施行後、直接的な関与は減少しているが、フロント企業を通じた間接的な支配は続いているとされる。

従事者の実態

  • 多くの女性が経済的理由から従事(生活費・学費・借金返済など)
  • ホスト依存による「ホス狂い」が風俗従事のきっかけになるケースも増加
  • 外国人女性の人身売買(トラフィッキング)との連関も問題視されている

関連用語