語
用語
足抜け
/あしぬけ/
ヤクザ組織や性風俗・犯罪の世界から抜け出すこと。特に風俗業・ホスト業などから女性が逃げ出すことを指すが、組織からの脱退全般にも使われる。
概要
足抜け(あしぬけ)とは、ヤクザ組織・性風俗・売春組織・犯罪グループなど、容易に離れることのできない世界から抜け出すことを指す言葉である。
もとは性風俗・遊廓の世界で「奉公から逃げ出す」ことを指した言葉だが、現代では暴力団・半グレ・闇バイトグループなどからの「組織離脱」全般に使われる。
歴史的背景
遊廓時代の「足抜け」
江戸〜戦前の遊廓では、女性が身売り(借金のかたに売られる)の形で遊廓に縛られていた。この状況から無断で逃げ出すことを「足抜け」と呼んだ。
見つかれば厳しい制裁を受けるか、連れ戻される。成功することは少なく、逃げ出した女性を助ける「足抜け助け」も罪に問われた時代があった。
現代のヤクザからの足抜け
現代の暴力団・組織犯罪グループからの離脱(足抜け)には以下の障壁がある:
| 障壁 | 内容 |
|---|---|
| 脅迫・恫喝 | 「脱けたら殺す」「家族に何をするか」 |
| 借金 | 「組への借金がある」と縛り付ける |
| 個人情報の掌握 | 住所・家族情報を握られている |
| 監視 | 常に居場所を把握される |
| 証拠の共有 | 犯罪への加担を証拠として持たれ「一緒に沈む」と脅される |
風俗業・ホスト業からの足抜け
現代的な「足抜け」の問題として、ホスト依存・借金漬けにされた女性が風俗業から逃げられない状況が社会問題化している。
- ホストへの高額投資 → 借金 → 風俗業に追い込まれる
- 「売掛金を払わないと暴力」「店に縛られた」という状況
足抜けの支援
暴力団離脱支援
- 更生保護施設: 出所者・組離脱者の受け入れ
- 暴力団離脱支援センター: 警察・行政が連携した相談窓口
- NPO: 民間の支援団体(よりそいホットラインなど)
風俗・性産業からの支援
- 内閣府:困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(2024年施行)
- 女性相談センター: 各都道府県の相談窓口
- HELP(外国人女性シェルター): 外国人被害者向け支援