語
用語
破門
/はもん/
ヤクザ組織から構成員を追放する重い処分。親子の縁・兄弟の縁を断ち切り、組織との関係を絶つことを意味する。絶縁に次ぐ重さ。
概要
破門(はもん)とは、ヤクザ組織における重い懲戒処分であり、構成員を組織から追放することを意味する。さらに重い処分として「絶縁」がある。盃(さかずき)によって結ばれた親子関係・兄弟関係を断ち切る行為であり、破門された者は組織の庇護を一切失う。
破門状(はもんじょう)が関係組織に回状として配布され、業界全体に周知される。
処分の段階
ヤクザ組織の懲戒処分には、軽い順に以下の段階がある。
- 叱責(しっせき): 口頭での注意・戒告
- 謹慎(きんしん): 一定期間の活動自粛
- 除籍(じょせき): 組から籍を抜く(復帰の可能性あり)
- 破門(はもん): 組織からの追放(復帰は極めて困難)
- 絶縁(ぜつえん): 完全追放・業界全体からの排除(復帰は原則不可能)
一般的には絶縁が破門より重い処分とされる。絶縁状が回された者は、いかなる組織にも受け入れてもらえなくなる。ただし組織によって運用は異なる。
破門の理由
破門に至る主な理由として以下が挙げられる。
破門状
破門状は、組織の正式な文書として作成され、関係する他の組織・団体に回覧される。これにより、破門された者はどの組織にも受け入れてもらえなくなり、裏社会における居場所を失う。
破門状には、破門の理由・破門された者の氏名が記され、組長の名前と代紋が入る。
破門後の人生
破門された者は、ヤクザ社会において「仏」(ほとけ)——社会的に死んだ者——として扱われる。他の組織に移ることも困難であり、選択肢として以下が残される。
- カタギ(一般人)に戻る
- 独立して半グレ的に活動する
- 別の犯罪組織に身を寄せる