語
用語
チンコロ
/ちんころ/
仲間を密告すること、またはその人物を指す裏社会の隠語。「チクる」とほぼ同義で、最も忌み嫌われる裏切り行為の一つ。
概要
チンコロ(ちんころ)とは、仲間・組織の内部情報を警察や敵対勢力に密告すること、またはその行為をする人物を指す裏社会の隠語である。「チクる」とほぼ同義で、「チンコロする」「チンコロ野郎」のように使われる。
裏社会においてチンコロは最も忌み嫌われる行為の一つであり、発覚した場合は破門・絶縁、場合によっては命の危険を伴う制裁の対象となる。
語源
語源については諸説あるが、「チン(犬)がコロコロ転がる」→「犬(スパイ)が情報を転がす(流す)」という説や、方言・俗語に由来する説などが挙げられる。犬=スパイ・密告者というイメージは多くの言語・文化に共通しており、日本語でも「犬」が裏切り者・警察の密告者を指す隠語として使われることがある。
関連表現
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| チンコロする | 密告する |
| チンコロ野郎 | 密告者・裏切り者 |
| チクる | ほぼ同義(より口語的) |
| タレ込む | 密告する(警察に情報を流す) |
| 鳴く | 取調べで自白・供述する |
| 落ちる | 取調べで落とされる(自白させられる) |
密告の実態
警察の協力者(密告者)
警察・検察がヤクザ・犯罪組織の内部情報を入手する最も有効な手段の一つが、内部の協力者(いわゆる「密告者」)を作ることである。
摘発事例への影響
大規模な摘発作戦(例:工藤会壊滅作戦、山口組各種捜索)では、内部からの情報提供が決定的な役割を果たしたとされるケースがある。
組織の防諜活動
裏社会では「チンコロを防ぐ」ための措置として:
- 縦割りの情報管理: 各構成員が知る情報を最小限にする(縦割り構造)
- 新規加入者の信頼確認: 急に親しくなる者を疑う
- 連絡手段の制限: 特定の連絡ツール・暗号の使用
などが実践されていたとされる。
法的観点
密告(情報提供)を受けた捜査当局側は、協力者保護のため以下の措置を取ることがある:
- 司法取引(2018年から日本でも正式に導入): 情報提供の見返りとして起訴猶予・量刑軽減
- 証人保護プログラム: 報復から保護するための住所移転・身分変更
- 匿名通報制度: 通報者の身元を伏せた情報受付