用語
逮捕される俗語裏社会用語隠語

パクられる

/ぱくられる/

逮捕される・捕まえられることを意味する裏社会の俗語。「パクる」は逮捕する、「パクられる」はその受け身形。

DATE: 2024/1/1

概要

パクられる(ぱくられる)とは、警察に逮捕されることを意味する裏社会・不良文化の俗語(隠語)である。能動形の「パクる」は「逮捕する」を意味し、「被疑者をパクった」のように使われる。

広く一般にも浸透した言葉で、テレビドラマ・小説・ニュースなどでも頻繁に使われるが、元々は犯罪者・裏社会の間で生まれた隠語である。

語源

語源については複数の説がある。

内容
擬音語説 パクッと口でくわえる(捕まえる)イメージから
梵語説 仏教用語「縛迦」(ばっか)が転じた
盗む意味からの転用 「パクる」(盗む)→(警察に)捕まることへ転用

最も一般的な説は擬音語起源で、「パクッと捕まえられる」というイメージが定着したものとされる。

関連する俗語表現

表現 意味
パクる 逮捕する(警察主語)
パクられる 逮捕される(容疑者主語)
上がる・挙がる 逮捕される(より硬い表現)
お縄になる 手錠をかけられる・逮捕される
塀の中に入る 拘置所・刑務所に収監される
落ちる 自白する・供述する
タコ部屋 留置場(タコツボのように閉じ込められる場所)

逮捕後の流れ(裏社会目線)

パクられる(逮捕)
    ↓
タタキ(取調べ)
    ↓
起訴 or 不起訴
    ↓(起訴の場合)
裁判
    ↓
有罪→ムショ(刑務所)へ
    ↓(刑期終了)
シャバに出る(出所)

逮捕を避けるための隠語・行動

裏社会では逮捕を避けるための暗黙のルールや表現が存在する。

  • アジトを変える」 — 警察の捜索が予想される場合、拠点を移す
  • 「荷物を飛ばす」 — 証拠品を別の場所に隠す・廃棄する
  • 「姿を消す」「夜逃げする」 — 逮捕を避けるために潜伏する
  • 「口を割らない」 — 取調べで黙秘・否認を貫く

使用例

  • 「昨日の朝、アイツがパクられた」→ 昨日の朝、その人物が逮捕された
  • ガサ入れの後でパクられた」→ 家宅捜索の後に逮捕された
  • 「このままじゃパクられる」→ このままだと逮捕されてしまう

一般への浸透

「パクる」は現在、単に「盗む」「アイデアを盗用する」「不正コピーする」という意味でも広く使われており、必ずしも逮捕の文脈で使われるわけではない。しかし「パクられる」は依然として「逮捕される」の意味で使われることが多い。

関連用語

  • ガサ入れ - 逮捕前に行われる家宅捜索
  • ムショ - 逮捕・有罪後に収監される刑務所
  • シャバ - 刑務所の外の自由な社会
  • アジト - 逮捕を避けるための隠れ家