語
用語
パクられる
/ぱくられる/
逮捕される・捕まえられることを意味する裏社会の俗語。「パクる」は逮捕する、「パクられる」はその受け身形。
概要
パクられる(ぱくられる)とは、警察に逮捕されることを意味する裏社会・不良文化の俗語(隠語)である。能動形の「パクる」は「逮捕する」を意味し、「被疑者をパクった」のように使われる。
広く一般にも浸透した言葉で、テレビドラマ・小説・ニュースなどでも頻繁に使われるが、元々は犯罪者・裏社会の間で生まれた隠語である。
語源
語源については複数の説がある。
| 説 | 内容 |
|---|---|
| 擬音語説 | パクッと口でくわえる(捕まえる)イメージから |
| 梵語説 | 仏教用語「縛迦」(ばっか)が転じた |
| 盗む意味からの転用 | 「パクる」(盗む)→(警察に)捕まることへ転用 |
最も一般的な説は擬音語起源で、「パクッと捕まえられる」というイメージが定着したものとされる。
関連する俗語表現
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| パクる | 逮捕する(警察主語) |
| パクられる | 逮捕される(容疑者主語) |
| 上がる・挙がる | 逮捕される(より硬い表現) |
| お縄になる | 手錠をかけられる・逮捕される |
| 塀の中に入る | 拘置所・刑務所に収監される |
| 落ちる | 自白する・供述する |
| タコ部屋 | 留置場(タコツボのように閉じ込められる場所) |
逮捕後の流れ(裏社会目線)
パクられる(逮捕)
↓
タタキ(取調べ)
↓
起訴 or 不起訴
↓(起訴の場合)
裁判
↓
有罪→ムショ(刑務所)へ
↓(刑期終了)
シャバに出る(出所)
逮捕を避けるための隠語・行動
裏社会では逮捕を避けるための暗黙のルールや表現が存在する。
- 「アジトを変える」 — 警察の捜索が予想される場合、拠点を移す
- 「荷物を飛ばす」 — 証拠品を別の場所に隠す・廃棄する
- 「姿を消す」「夜逃げする」 — 逮捕を避けるために潜伏する
- 「口を割らない」 — 取調べで黙秘・否認を貫く
使用例
- 「昨日の朝、アイツがパクられた」→ 昨日の朝、その人物が逮捕された
- 「ガサ入れの後でパクられた」→ 家宅捜索の後に逮捕された
- 「このままじゃパクられる」→ このままだと逮捕されてしまう
一般への浸透
「パクる」は現在、単に「盗む」「アイデアを盗用する」「不正コピーする」という意味でも広く使われており、必ずしも逮捕の文脈で使われるわけではない。しかし「パクられる」は依然として「逮捕される」の意味で使われることが多い。