語
用語
アジト
/あじと/
犯罪者・逃亡者が身を隠す隠れ家・拠点のこと。ロシア語のagitpunkt(アジトプンクト・宣伝拠点)に由来し、戦後日本で一般化した。
概要
アジト(あじと)とは、犯罪者・逃亡者・非合法活動を行うグループが身を隠したり活動拠点とする「隠れ家」のことである。裏社会・犯罪報道において広く使われる用語であり、一般語としても「秘密の根城」という意味で定着している。
語源
「アジト」はロシア語のagitpunkt(アギトプンクト)、またはagitatsionny punktの略に由来する。元々は旧ソビエト連邦において「政治宣伝・煽動活動の拠点」を意味する言葉で、日本では戦後の左翼運動のなかで「活動拠点・秘密集会所」という意味で使われるようになった。
その後、左翼運動とは関係なく「犯罪者の隠れ家」という意味で一般化し、現在では裏社会・刑事ドラマなどで広く使われる。
ヤクザ・犯罪組織におけるアジト
ヤクザや犯罪グループがアジトを設ける主な目的:
| 目的 | 内容 |
|---|---|
| 逃走中の潜伏 | ガサ入れ・逮捕状発付後の逃亡先 |
| 薬物の保管・売買 | 覚醒剤・大麻の保管・小売拠点 |
| 特殊詐欺の「架け子」拠点 | オレオレ詐欺の電話をかける事務所 |
| 計画立案 | 犯行計画の打ち合わせ場所 |
| 資金・証拠の隠匿 | 現金・武器・証拠品の隠し場所 |
アジトとして使われる場所
警察はアジトの摘発に際し、不審な人物の出入り・近隣への聞き込み・電話・通信の傍受などを駆使する。
ガサ入れとアジト
警察が令状(捜索差押令状)を得てアジトに踏み込むことを「ガサ入れ」と言う。ガサ入れでは現場にいた者が逮捕されるほか、薬物・武器・帳簿・通信機器などが押収され、組織の実態解明に用いられる。