風俗
特殊浴場性風俗売春防止法吉原許可業態

ソープランド

/そーぷらんど/

「特殊浴場」として許可を受けた性風俗店。浴室内でのサービスを提供し、事実上の性行為が行われる。売春防止法の抜け穴を利用した業態として存在する。

DATE: 2024/1/1

概要

ソープランド(そーぷらんど)とは、都道府県公安委員会から「特殊浴場」として営業許可を受けた性風俗店のことである。「トルコ風呂」という名称から1984年に現在の「ソープランド」に改称された。

浴室内で「泡(あわ)を使ったサービス」として性行為類似の行為を提供する業態で、売春防止法が禁じる「対償を受けた性交」とは形式上異なる「特殊なサービス」として法的グレーゾーンに存在する。

歴史

戦後・赤線(あかせん)時代

第二次世界大戦後、GHQが公娼(こうしょう)制度廃止を指令したが、売春の実態は「特殊飲食店街(赤線地帯)」として続いた。1958年の売春防止法完全施行により赤線は廃止されたが、業態を変えた形で存続した。

トルコ風呂からソープランドへ

赤線廃止後、「トルコ風呂」という名称で再スタートした業態が広まった。1984年、トルコ大使館の抗議を受けて「ソープランド」に名称変更された。

法的位置づけ

ソープランドは風営法の「性風俗関連特殊営業」のうち「店舗型性風俗特殊営業」に分類される。営業は「特殊浴場」として許可された地域(都道府県ごとに指定)でのみ可能。住居・学校・病院等から一定距離以内では営業不可。

売春防止法との関係では、業者と従業員の性交への関与・斡旋(あっせん)を禁じる規定をクリアするため、「サービス内容は従業員と客の個人的合意」とする建前が維持されている。

主な集積地

  • 東京・吉原(台東区): 江戸時代からの遊廓を継承した最大の集積地
  • 川崎堀之内(神奈川県)
  • 大阪飛田新地(大阪市)(業態は異なる)
  • すすきの(北海道札幌市)

ヤクザとの関係

ソープランドは歴史的にヤクザシノギみかじめ料・経営支配)の対象となってきた。暴排条例強化後はオーナー・経営者としての直接関与は減少しているが、フロント企業半グレを通じた間接的な関与が指摘される。

関連用語

  • 風俗 — ソープランドを含む性風俗業の総称
  • デリヘル — 比較対比される派遣型風俗
  • 水商売 — より広義の夜の商売
  • ヤクザ — かつて経営支配に深く関与した組織