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シノギ

/しのぎ/

ヤクザ・裏社会における収入・資金源の総称。合法・非合法を問わず、組織や個人が生計を立てるための稼ぎを指す。

DATE: 2024/1/1

概要

シノギとは、ヤクザ・裏社会の人間が生計を立てるための収入・資金源を指す俗語である。漢字では「鎬(しのぎ)」と書く。「鎬を削る(しのぎをけずる)」という慣用句(激しく競争する意)と同じ字で、刀の刃と峰の間の部分を意味する「鎬」が転じて「稼ぎ・生業」を指すようになったとされる。

主なシノギの種類

伝統的シノギ

シノギ 内容
みかじめ料 縄張り内の店舗から徴収する用心棒代
賭博(とばく) 花札・麻雀・チンチロリン等の胴元(どうもと)
ノミ行為 競馬・競輪等の違法な私設馬券販売
高利貸し・闇金 法外な金利での融資
用心棒・警備 繁華街の店舗への警備提供
金融詐欺 投資詐欺・手形詐欺など

現代型シノギ

暴対法以降、従来のみかじめ料・賭博が困難になったことで、新たな形態のシノギが台頭した:

シノギ 内容
覚醒剤密売 薬物の卸・小売販売ネットワーク
特殊詐欺関与 オレオレ詐欺などへの関与・受け子等の派遣
フロント企業 建設・廃棄物・不動産業の表向き合法企業
風俗業への関与 スカウト・マネジメント・資金提供
サイバー犯罪 フィッシング・不正アクセス等

「シノギのネタ」と競争

限られた縄張り・業界内で複数の組が同じシノギを狙うことがあり、「シノギの奪い合い」が抗争の原因になることも多い。覚醒剤の密売ルートや特殊詐欺の「架け子チーム」などは、複数の組が競合することもある。

シノギと構成員の報酬

組織全体のシノギ収入は、原則として上部に「上納金(じょうのうきん)」として納められ、各構成員はその一部を得る。構成員は自らもシノギを持つことが期待されており、独自のシノギを持てない者は「食えない組員」として組内での地位が低くなる。

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