罪
犯罪
ノミ行為
/のみこうい/
公営ギャンブルの賭け金を正規のルートに通さず、私的に引き受ける違法行為。暴力団の伝統的なシノギの一つで、競馬・競輪などで横行する。
概要
ノミ行為(のみこうい)とは、競馬・競輪・競艇・オートレースなどの公営ギャンブルにおいて、客の賭け金を正規の投票所(窓口)に通さず、私的に引き受ける違法行為。
客から賭け金を預かりながら実際には馬券等を購入せず、「飲み込んでしまう」ことからこの名がついた。
仕組み
基本的な構造
- 客がノミ屋(ノミ行為の胴元)に賭け金を渡す
- ノミ屋は馬券等を購入しない
- 客が外れた場合 → 賭け金はそのままノミ屋の利益
- 客が当たった場合 → ノミ屋が自腹で配当を支払う
なぜ成立するのか
公営ギャンブルの的中率は低いため、統計的にはノミ屋に有利な構造になっている。また、ノミ屋は公営ギャンブルの控除率(約25%)を取らないため、客にとってもやや有利な条件で賭けられる「メリット」がある。
収益構造
ノミ屋の収益は「客が負けた金額 − 客が勝った金額」。多数の客を抱えれば大数の法則により安定した収益が見込める。ただし、大穴が出ると一時的に大きな損失を被るリスクがある。
暴力団との関係
ノミ行為は暴力団の伝統的なシノギの一つ。特に競馬場・競輪場の周辺では、暴力団関係者がノミ屋を運営することが常態化していた時代がある。
近年はインターネットを通じた違法賭博サイトがノミ行為に代わるシノギとなっている。
法的規制
ノミ行為は各公営競技法(競馬法、自転車競技法等)で禁止されており、違反した場合は5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が科される(競馬法の場合)。