犯罪
高利貸し違法金融トイチ取り立て貧困ビジネス

ヤミ金融

/やみきんゆう/

貸金業の登録を行わず、法定利率を大幅に超える高利で金を貸し付ける違法金融。暴力団の主要な資金源の一つ。

DATE: 2024/1/1

概要

ヤミ金融(やみきんゆう)とは、貸金業の登録を行わず、または登録していても出資法の上限金利を大幅に超える利率で金銭を貸し付ける違法な金融業のこと。「闇金(やみきん)」とも呼ばれる。

暴力団の重要な資金源の一つであり、借り手の生活を破壊する深刻な社会問題でもある。

仕組み

超高金利

法定の上限金利は年20%(出資法)だが、ヤミ金融の金利はこれを遥かに超える。

  • トイチ — 10日で1割(年利365%)
  • トサン — 10日で3割(年利1,095%)
  • トゴ — 10日で5割(年利1,825%)

10万円を借りてトイチなら、10日後に11万円を返済しなければならない。返済できなければ利息が利息を生み、雪だるま式に膨れ上がる。

勧誘手口

  • 電柱・電話ボックスの貼り紙(「即日融資」「ブラックOK」)
  • スポーツ新聞・夕刊紙の広告
  • SNS・掲示板での勧誘
  • 多重債務者リストの売買による電話勧誘

取り立て

返済が滞ると、違法な取り立てが行われる。

  • 早朝・深夜の電話攻撃
  • 自宅・勤務先への押しかけ
  • 家族・親族・勤務先への連絡(「借金バラすぞ」)
  • 暴力・脅迫による威圧

暴力団との関係

ヤミ金融は暴力団にとってリスクが低く利益率の高いシノギである。

直接的に暴力団が運営するケースと、フロント企業半グレが運営し上納金を暴力団に納めるケースがある。取り立てにおける暴力・脅迫を担保するのが暴力団の「看板」の役割。

法的規制

  • 出資法 — 上限金利の規定。違反は刑事罰の対象
  • 貸金業法 — 無登録営業の禁止
  • ヤミ金融対策法(2003年) — 罰則の強化、無登録業者の広告禁止

関連項目