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地上げ屋
/じあげや/
不動産の地上げ(土地・建物の強引な買い占め)を専門とするブローカー・業者。バブル期に暴力団と結びついて猛威を振るい、住民への嫌がらせ・脅迫で土地を強制取得した。
概要
地上げ屋(じあげや)とは、再開発や転売を目的に、特定地域の土地・建物を組織的・強引に買い集める不動産ブローカー・業者のことである。1980年代後半のバブル経済期に最も盛んとなり、暴力団と連携して地権者・借地人・借家人に対して嫌がらせ・脅迫・強制退去などを行い、社会問題となった。
バブル期の手口
バブル期の地上げ屋は以下のような手法で住民・地権者を追い出した。
- 嫌がらせ工作:夜中の騒音・悪臭・ゴミの投棄・車での威圧
- 直接脅迫:ヤクザを使った恐喝・「出て行け」の圧力
- 住居への侵入:不法占拠・鍵の交換など
- 火災:証拠として残らない形での建物除去(放火)
- 法的嫌がらせ:架空の債務・訴訟を仕掛けて精神的に追い込む
社会的影響
バブル崩壊後、多くの地上げ案件が頓挫し、地上げ屋・暴力団ともに多大な損害を被った。地上げに関わった企業・個人への刑事摘発も相次ぎ、「地上げ屋」という言葉は社会的な悪のイメージを持つようになった。
現在
バブル崩壊・暴排条例の強化を経て大規模な暴力的地上げは激減した。しかし現代でも、老朽化ビル・空き地の買収実務において強引な立退き交渉を行う業者は存在する。