罪
犯罪
密漁
/みつりょう/
暴力団が関与する水産物の違法採取。アワビ、ナマコ、ウニなどの高級海産物を組織的に密漁し、闇ルートで流通させるシノギの一つ。
概要
密漁(みつりょう)とは、漁業権のない者が水産資源を違法に採取する行為。暴力団は高級海産物の組織的な密漁をシノギ(資金源)の一つとしており、漁業法違反や都道府県の漁業調整規則違反として取り締まられている。
暴力団と密漁
対象となる水産物
暴力団が狙うのは高値で取引される海産物である。
- アワビ — 特に北海道・東北で密漁が多発
- ナマコ — 中国への輸出需要で高騰、密漁が急増
- ウニ — 高級食材として闇市場で流通
- カニ — 北海道沿岸での密漁
組織的な密漁
暴力団は漁船の手配、潜水士の雇用、密漁品の運搬・販売ルートの確保など、組織的な体制で密漁を実行する。密漁品は正規の流通ルートに紛れ込ませて販売されることが多い。
国際的な密輸
近年はナマコの対中輸出が高額な利益を生むことから、密漁したナマコを密輸するケースが増加している。暴力団が密漁から密輸までの一貫した犯罪ネットワークを運営している事例もある。
法規制
2020年の漁業法改正により、密漁に対する罰則が大幅に強化された。アワビ・ナマコなどの特定水産動植物の密漁は、3年以下の懲役または3000万円以下の罰金が科される。