事件
汚職政治献金1992年暴力団癒着竹下登

佐川急便事件

/さがわきゅうびんじけん/

1992年に発覚した佐川急便グループを巡る大規模汚職・暴力団癒着事件。政界への巨額の闇献金と暴力団との不正取引が明るみに出た。

DATE: 2024/1/1

概要

佐川急便事件(さがわきゅうびんじけん)は、1992年に発覚した佐川急便グループを巡る大規模な汚職・暴力団癒着事件。佐川急便の元社長・渡辺広康らが、政治家への巨額の闇献金や暴力団関連企業への不正融資を行っていたことが明るみに出た。

事件の構造

政界への闇献金

佐川急便は多数の政治家に対して政治献金や資金提供を行っていた。中でも注目されたのは、竹下登元首相と暴力団の関係である。竹下の自民党総裁選出馬に際して、暴力団関係者が褒め殺し(街宣活動による嫌がらせ)の中止と引き換えに金銭を要求したとされる問題が追及された。

暴力団との取引

佐川急便グループの関連会社が暴力団系企業に対して巨額の債務保証や不正融資を行っていた。東京佐川急便の元社長・渡辺広康は、稲川会石井隆匡会長との関係を通じて暴力団に資金を流していた。

裁判と処分

渡辺元社長は特別背任罪で有罪判決。竹下元首相は証人喚問を受けたが刑事責任は問われなかった。事件は政治と暴力団の癒着を白日の下にさらし、政治改革の機運を高めた。

関連項目