組織
指定暴力団神奈川伊豆関東博徒

稲川会

/いながわかい/

神奈川県を拠点とする指定暴力団。博徒系の伝統を持ち、関東の三大暴力団のひとつ。

DATE: 2024/1/1

概要

稲川会(いながわかい)は、神奈川県を拠点とする指定暴力団であり、山口組住吉会と並ぶ三大暴力団のひとつである。博徒(ばくと)系の伝統を強く持ち、神奈川・静岡・伊豆方面を主な勢力圏とする。任侠映画にも「稲川一家」として描かれることが多い。

歴史・由来

稲川聖城と一家の成立

戦後、稲川聖城(いながわせいじょう)が神奈川・伊豆方面の博徒組織をまとめ上げたことが稲川会の直接の起源である。稲川聖城はカリスマ的な人物として知られ、長期にわたって会を率いた。

関東の秩序形成への関与

関東地方では山口組と住吉会・稲川会の間で暗黙の勢力均衡が維持されてきた。1980年代の「関東進出をめぐる緊張」など、関東三組織の関係は複雑な駆け引きの歴史を持つ。

近年の動向

暴対法・暴排条例の強化を受け、構成員数は減少傾向にある。合法的事業への偽装や準構成員を通じた迂回的なシノギが指摘されている。

組織の特徴

項目 内容
本部所在地 東京都港区六本木
主な勢力圏 関東一円(東京・神奈川・静岡・伊豆)
源流 博徒(賭博師)系
推定構成員 約2,000〜3,500人(準構成員含む)

稲川会は博徒系の文化を色濃く継承しており、(さかずき)事など伝統的な儀礼を重視する傾向がある。また、建設業・廃棄物処理業・不動産業などのフロント企業を通じた資金獲得を行ってきた。

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