組織
山口組住吉会稲川会全国組織指定暴力団

三大暴力団

/さんだいぼうりょくだん/

山口組・住吉会・稲川会を指す、日本の暴力団組織の頂点に立つ三大勢力の総称。全国の暴力団員の大半を占める。

DATE: 2024/2/1

概要

三大暴力団(さんだいぼうりょくだん)とは、**山口組(やまぐちぐみ)・住吉会(すみよしかい)・稲川会(いながわかい)**の三組織を指す呼称。この三組織は日本全国に広域的な組織網を持ち、全国の指定暴力団構成員・準構成員の過半数を占める。警察庁の資料でも「三大暴力団」として区別されることがある。

三組織の比較

組織名 本拠地 地盤 規模(推定) 系統
山口組 兵庫県神戸 全国(特に西日本) 最大(全国の約半数超) 博徒・テキ屋混合
住吉会 東京都港区 関東・東日本 第2位 テキ屋・博徒系
稲川会 静岡県熱海市→東京 関東・東海・東日本 第3位 テキ屋・博徒系

山口組

1915年創設(初代・山口春吉)。三代目・田岡一雄のもとで全国制覇を達成した日本最大の暴力団。2015年に神戸山口組、2017年に絆會が分裂したが、六代目・司忍体制のもとで依然として圧倒的な規模を維持。

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住吉会

東京・港区を本拠とする関東最大の暴力団。テキ屋(露店商)系の伝統を持つ「住吉一家」を中核に複数の関東組織が連合して形成された広域組織。東京・関東を地盤とし、建設・芸能・風俗業に深く食い込む。

→ 詳細: 住吉会

稲川会

静岡県熱海市出身の初代・稲川角二が創設。関東・東海を地盤に発展し、住吉会と並ぶ関東の二大勢力を形成。テキ屋から出発し、現代は建設・不動産・金融など多角的なシノギを展開。

→ 詳細: 稲川会

三組織の関係

歴史的に三大組織はそれぞれの縄張りを尊重する「不可侵の紳士協定」を維持してきた。三代目山口組・田岡一雄と稲川会初代・稲川角二の個人的な親交がその基盤とされる。ただし末端レベルでの摩擦は各地で生じており、完全な平和関係とは言えない。

現在の状況

2010年代以降、暴力団排除条例の全国施行・暴対法の強化により三組織とも構成員数が大幅に減少。かつて10万人超とされた全国の暴力団構成員数は、2020年代には2〜3万人規模まで落ち込んだとされる。

関連項目