人物
山口組六代目弘道会組長愛知

司忍

/つかさしのぶ/

六代目山口組組長。本名・篠田建市。弘道会を率いて山口組トップに就任し、服役中も組を掌握し続けた。

DATE: 2024/2/1

基本情報

項目 内容
本名 篠田建市(しのだ けんいち)
生年月日 1942年(昭和17年)1月25日
出身地 愛知県
役職 六代目山口組組長
就任 2005年7月29日

概要

司忍(つかさ しのぶ)は、六代目山口組の組長(2005年〜)。本名は篠田建市(しのだ けんいち)名古屋市を拠点とする直系組織・**弘道会(こうどうかい)**の会長を経て、五代目・渡辺芳則の後継として山口組トップに就いた。就任からわずか1ヶ月余りで逮捕・収監されるも、服役中も実質的に組を掌握し続けた経緯で知られる。

弘道会での台頭

司は愛知県を地盤とする弘道会に所属し、1989年に会長職に就いた。弘道会は東海地方を中心に急速に勢力を拡大し、山口組直系の中でも有数の規模を誇る組織となった。この実績が六代目就任への道を開いた。

六代目組長就任と即時逮捕

2005年7月29日、五代目組長・渡辺芳則の退任を受けて六代目組長に就任。しかし司は就任以前の1997年に銃刀法違反容疑で指名手配され、1998年6月に逮捕・起訴された前歴を持つ。2004年2月に大阪高裁で懲役6年の有罪判決を受け、2005年11月に最高裁が上告を棄却して刑が確定。同年12月5日に自ら出頭し収監された。2011年4月に刑期満了で出所した。

この間も組長の肩書きは維持され、若頭以下の幹部が実務を取り仕切った。「服役中の組長」という異例の状況は、当時のメディアや捜査機関の注目を集めた。

出所と再収監

2011年に出所後、再び組の運営に復帰。しかし2012年2月、米国財務省が司忍をOFAC(海外資産管理局)制裁リストに追加指定。同年、EU(欧州連合)も制裁対象に指定した。これにより司の国際的な金融活動は大幅に制限された。

2012年には再度、銃刀法違反に関連した事案で身柄を拘束されるなど、司法との衝突が続いた。

山口組分裂と現在

2015年8月、司の在任中に山口組史上最大規模の組織分裂が発生。関西系を中心とする30余りの直系組織が離脱し神戸山口組を結成した。この分裂の背景には、弘道会(愛知系)への利益・人事集中に対する反発があったとされる。

その後、司は組の引き締めを図りつつ六代目体制を維持。2021年に長期の拘禁から解放された後も、六代目山口組組長として組を率いている。

国際的評価

米財務省のOFAC指定は、山口組を国際組織犯罪として位置づける象徴的な措置となった。指定理由には麻薬密売・資金洗浄・恐喝などが含まれる。

関連項目