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サツ

/さつ/

警察を指す俗語・隠語。裏社会や不良文化において広く使われる呼称で、語源は諸説ある。

DATE: 2026/3/4

概要

サツ(さつ)とは、警察およびその構成員(警察官)を指す俗語・隠語である。裏社会・不良文化・暴走族半グレといった犯罪に関わる層のみならず、一般の若者文化や俗語としても広く浸透している。

「サツが来た」「サツに捕まった」のように使われ、公の場では使用されない非公式な呼称である。

語源・由来

語源については複数の説があり、確定的な定説は存在しない。

主な説

  1. 「巡査」の略語説: 「巡査(じゅんさ)」を逆さ読みにして「サジュン」→「サツ」となった説
  2. 「察」の音読み説: 「警察」の「察」を音読みした「サツ」がそのまま定着した説
  3. 「殺」の当て字説: 警察を敵対視する意識から「殺」の字を当てて「サツ」と呼んだ説

いずれも民間伝承的な説であり、文献上の明確な記録は乏しい。少なくとも戦後の不良文化・暴走族文化の中で広く定着したと考えられる。

使用文脈

裏社会での使用

暴力団半グレといった犯罪組織においては、警察を敵対勢力として認識するため、「サツ」という隠語を日常的に使用する。「マルボ(組織犯罪対策課)」「ガサ入れ(家宅捜索)」といった他の隠語と組み合わせて使われることも多い。

若者文化・俗語

暴走族・ヤンキー文化の影響を受けた若者の間でも「サツ」という呼称は広まり、現在では犯罪に関わらない一般の若者が冗談半分で使うこともある。ただし、公的な場や警察官の前で使用することは礼を欠く行為とみなされる。

創作作品での使用

漫画・映画・ドラマなどの犯罪もの・アウトロー作品において、リアリティを出すために「サツ」という呼称が頻繁に登場する。これにより、俗語としての認知度はさらに高まった。

類似の隠語

警察を指す隠語は「サツ」以外にも複数存在する:

隠語 読み 意味・由来
ポリ ぽり 「ポリス(Police)」の略
デカ でか 「刑事」の隠語(角袖説など諸説あり)
マッポ まっぽ 「巡査」の明治期隠語
ヤサ やさ 「警察署」「留置場」の隠語

関連用語

参考・注意事項

本項目は言語学的・文化史的な記述であり、警察への敵対や侮辱を推奨するものではない。公の場や警察官との会話において「サツ」という呼称を使用することは不適切である。