人物
山口組若頭暗殺神戸五代目

宅見勝

/たくみまさる/

五代目山口組若頭。「山口組の金庫番」と呼ばれた実力者。1997年、ホテルで射殺されるという衝撃的な事件の被害者となった。

DATE: 2024/2/1

基本情報

項目 内容
生年 1936年(昭和11年)
没年 1997年(平成9年)8月28日
役職 五代目山口組若頭
異名 山口組の金庫番、マネージャー

概要

宅見勝(たくみ まさる)は、五代目山口組(組長渡辺芳則)の若頭(わかがしら)。「山口組の金庫番」「頭脳派ナンバー2」として知られ、組の財務・経営戦略を仕切った実力者である。1997年8月28日、大阪市内のホテルのロビーで射殺されるという衝撃的な事件の被害者となった。

山口組内での立場

組内では財務・渉外に長けた「経営者型」の人物として評価された。武闘派が重視された旧来のヤクザ組織のイメージとは異なり、企業経営的な発想で組の運営・資金管理を担った。五代目・渡辺芳則組長のもとで若頭に就任し、事実上のナンバー2として山口組を運営した。

暗殺事件(1997年8月28日)

1997年8月28日昼頃、大阪市内のホテルのロビーで宅見は男に近づかれ、至近距離から拳銃で撃たれた。複数の銃弾を受けて間もなく死亡した。

犯行に及んだのは山口組系の別組織の人間とされ、組内の内部対立・権力争いが背景にあったと報じられた。白昼のホテルロビーという公共の場での暗殺は社会に大きな衝撃を与えた。

事件の影響

この事件は「平和だった山口組が揺れ始めた」ことを示す象徴的な出来事と受け止められた。また、組内の路線対立が顕在化するひとつの契機ともなった。

宅見の死後、五代目体制は若頭の補充など組織の立て直しを余儀なくされた。2005年の渡辺引退後、組の実権は弘道会系の六代目・司忍へと移ることになる。

関連項目