語
用語
飛ばし携帯
/とばしけいたい/
他人名義や偽名で契約された携帯電話。特殊詐欺や薬物取引など犯罪の通信手段として使用され、携帯電話不正利用防止法で規制されている。
概要
飛ばし携帯(とばしけいたい)とは、他人名義や偽名で契約された携帯電話のことで、「飛ばし」とも呼ばれる。使用者の身元が特定されにくいため、特殊詐欺、薬物取引、闇バイトの連絡手段など、様々な犯罪に利用される。
語源
「飛ばし」は「名義を飛ばす(他人に移す)」という意味に由来する。正規の契約者と実際の使用者が異なることから、捜査機関が使用者を「追跡できない=飛ばされる」という含意もある。
入手方法
他人名義の契約
ホームレスや多重債務者に報酬を支払い、本人確認書類を使って正規に契約させた後、端末とSIMカードを回収する手法。1台あたり数千円〜1万円の報酬が支払われるとされる。
盗難・拾得品の利用
盗まれた携帯電話や紛失届が出される前の端末を利用するケース。
プリペイドSIMの悪用
かつてはプリペイド式携帯電話が容易に入手でき、飛ばし携帯として多用された。法改正により本人確認が義務化されたが、偽造身分証を使った購入は依然として行われている。
犯罪での利用
| 犯罪類型 | 利用方法 |
|---|---|
| 特殊詐欺 | 架け子が被害者への電話に使用 |
| 薬物取引 | 売人と購入者の連絡用 |
| 闇バイト | 犯罪グループとの連絡・指示受信 |
| ストーカー | 被害者への匿名連絡 |
犯罪に使用された飛ばし携帯は、短期間で廃棄され次々と新しいものに交換される。これにより通信傍受による捜査が困難になる。
法的規制
携帯電話不正利用防止法(2006年施行)
- 携帯電話の無断譲渡を禁止
- 他人名義の携帯電話の不正取得に罰則(50万円以下の罰金)
- 事業目的での不正譲渡には2年以下の懲役または300万円以下の罰金
本人確認の強化
携帯電話の契約時には運転免許証やマイナンバーカードによる厳格な本人確認が義務付けられている。レンタル携帯やプリペイドSIMも同様。
関連用語
参考・注意事項
この記事は裏社会用語の解説を目的としており、犯罪行為を推奨・美化するものではありません。携帯電話の不正譲渡・取得は法律で禁止されており、刑事罰の対象です。