抗争
福岡道仁会九州誠道会浪川会銃撃事件

道仁会分裂抗争

/どうじんかいぶんれつこうそう/

2006年から約8年間にわたって福岡県を中心に展開された、道仁会と九州誠道会(現・浪川会)の大規模抗争。一般市民を巻き込む銃撃事件が多発した。

DATE: 2024/1/1

概要

道仁会分裂抗争(どうじんかいぶんれつこうそう)は、2006年から約8年間にわたって福岡県を中心に展開された、**道仁会と九州誠道会(後に浪川会に改称)**の大規模抗争。

組織の跡目を巡る内部対立から分裂に発展し、銃撃事件が多発。一般市民にも被害が及び、21世紀の日本における最大級の暴力団抗争となった。

背景

道仁会の分裂

2006年、道仁会会長・松尾誠次郎の引退に際し、後継の組織人事を巡る対立が激化。大牟田市を本拠とする村上一家を中心とした反主流派が道仁会を離脱し、村神長二郎を会長として九州誠道会を結成した。この組織分裂が大規模抗争の引き金となった。

経過

抗争の激化(2006〜2008年)

分裂直後から、道仁会と九州誠道会の間で報復合戦が始まった。福岡県内の繁華街、組事務所周辺、幹部の自宅などで銃撃事件が頻発

一般市民が巻き添えになる事件も発生し、福岡県は「修羅の国」と呼ばれるほどの治安悪化に見舞われた。

特定抗争指定

度重なる銃撃事件を受け、福岡県公安委員会は両団体を特定抗争指定暴力団に指定。これにより、構成員の行動に厳しい制限が課された。

終結に向けて

警察の徹底的な取り締まりと、構成員の大量検挙により、抗争は次第に沈静化。九州誠道会は2013年に解散届を提出。同年、浪川睦会として再編され、その後浪川会に改称して現在に至っている。

社会への影響

この抗争は21世紀の日本において、暴力団抗争がいかに社会の安全を脅かすかを改めて示した。

  • 一般市民を巻き込む銃撃事件の多発
  • 「特定抗争指定暴力団」制度の活用と強化
  • 福岡県における暴力団排除意識の高まり
  • 暴力団対策法のさらなる強化の契機

関連項目