用語
拳銃銃器隠語裏社会用語

チャカ

/ちゃか/

拳銃・銃火器を指す裏社会の隠語。「チャカチャカ」という音から派生したとされ、ヤクザや犯罪者の間で広く使われる。

DATE: 2024/1/1

概要

チャカ(ちゃか)とは、拳銃(けんじゅう)または銃火器全般を指す裏社会・犯罪者間の隠語(いんご)である。ヤクザ暴力団抗争や犯罪映画・ドラマで頻繁に登場する言葉で、一般にも広く知られている。

語源については「チャカチャカ」という発射音または金属の動作音が擬音語化したという説、または古い方言・外来語に由来するという諸説があるが、定説はない。

銃器に関する裏社会用語

チャカ以外にも、銃器に関する隠語が裏社会では多く存在する。

用語 意味
チャカ 拳銃・銃火器全般
チャカを抜く 拳銃を取り出す
チャカる 銃で撃つ
ぶっ放す 発砲する
タマ 弾丸(銃弾)
タマを込める 弾を装填する
ヒート 銃撃(英語 heat から)

日本における銃器規制

日本は世界でも最も厳しい銃器規制を持つ国の一つであり、一般市民が拳銃を所持することは銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)により原則として禁止されている。

規制の概要

  • 所持禁止: 拳銃・自動小銃等の所持は原則禁止(猟銃・競技銃は許可制)
  • 法定刑: 拳銃の不法所持は3年以上の有期懲役(加重規定あり)
  • 密輸入の罰則: 10年以下の懲役または300万円以下の罰金

暴力団の銃器密輸ルート

銃が国内で入手困難なため、暴力団は主に以下のルートで銃器を密輸・調達してきた:

ルート 内容
フィリピン・パキスタンルート 密輸業者経由での拳銃・弾薬の持ち込み
中国ルート 中国系犯罪組織を経由した調達
国内転売 盗難・押収漏れの銃器の流通
模造・改造 ガスガン等を改造した「不正改造銃」

抗争での使用

ヤクザの抗争では、かつては「出入り」において日本刀・匕首(あいくち)などの刃物が主に使われていたが、戦後には拳銃が主流となった。

「チャカ撃ち」(銃撃による攻撃)は、組の「鉄砲玉」(てっぽうだま)と呼ばれる実行役が担当する。

摘発統計

警察庁の統計によれば、暴力団絡みの銃器事件は1990年代をピークに、暴排条例や捜査強化により徐々に減少傾向にある。しかし密輸・不正流通は根絶されていない。

関連用語

  • 鉄砲玉 - チャカを使った攻撃を担当する実行役
  • 出入り - チャカが使われる抗争
  • ヤクザ - チャカを所持・使用する組織
  • 暴力団 - 銃器所持で検挙される対象