ミナミ(難波)
大阪市中央区の繁華街。道頓堀・心斎橋・難波を含む大阪最大の歓楽街エリアであり、水商売・風俗・裏社会との関わりが深い。
概要
ミナミ(みなみ)とは、大阪府大阪市中央区の繁華街エリアの総称である。正式な地名ではなく、道頓堀(どうとんぼり)・心斎橋(しんさいばし)・難波(なんば)・法善寺横丁(ほうぜんじよこちょう)などを含む大阪南部の歓楽街を指す。
北の「キタ」(梅田)と対比して「ミナミ」と呼ばれ、大阪人の生活・文化・裏社会の中心地として機能してきた。
道頓堀
道頓堀(どうとんぼり)は、道頓堀川沿いに発展した大阪を代表する歓楽街。グリコの看板・かに道楽・くいだおれ太郎など、大阪の象徴的な飲食店・看板が立ち並ぶ。
観光客に人気の一方で、飲食店の密度が高くぼったくりや悪質な客引きも問題となっている。
裏社会との関係
山口組・住吉会の縄張り
ミナミは歴史的に山口組(やまぐちぐみ)系列および住吉会(すみよしかい)系列の組織が縄張りとする地域だった。飲食店・風俗店・パチンコ店などからみかじめ料が徴収されてきた。
在日コリアン系組織との関係
難波・鶴橋周辺は在日コリアン(特に済州島出身者)の集住地区であり、その文化・経済圏と組織犯罪の関係についても歴史的な経緯がある。
外国人犯罪組織の台頭
インバウンド観光客の増加を背景に、ミナミでも外国人を標的とした詐欺・ぼったくり・客引きが問題化している。また中国系・韓国系の犯罪組織の活動も報告されている。
歴史
江戸時代
道頓堀は1615年に開削され、江戸時代から芝居小屋・飲食店が集積する大坂最大の歓楽地だった。「道頓堀の芝居」は当時の大衆文化の中心だった。
近代〜戦後
戦後の復興期に水商売・風俗業が急拡大。大阪経済の発展とともに「西の銀座」として全国的な知名度を得た。
現代
インバウンド需要で訪日外国人が急増し、ミナミは「大阪観光の中心地」としての性格を強めている。一方で観光客を標的にした犯罪も増加している。