地域
新宿歓楽街夜の街東京

歌舞伎町

/かぶきちょう/

東京都新宿区に位置する日本最大の歓楽街。「眠らない街」「アジア最大の歓楽街」とも呼ばれ、裏社会との関係が深い。

DATE: 2024/1/1

概要

歌舞伎町(かぶきちょう)は、東京都新宿区に位置する日本最大の歓楽街である。JR新宿駅東口から徒歩数分の好立地にあり、面積約0.34km²の中に数千店舗もの飲食店・ナイトクラブ・風俗店・ホテルが密集している。

眠らない街」「アジア最大の歓楽街」などの異名を持ち、1日の来訪者数は30万人以上とも言われる。合法・違法の入り混じった複雑な生態系が長年にわたって存在してきた。

地名の由来

戦前はこの一帯に「歌舞伎座」を建設する計画があったことから「歌舞伎町」という地名になった。しかし実際には歌舞伎座は建設されず、現在もなお「歌舞伎町」の名だけが残っている。

歴史

戦後の形成

1945年の終戦後、鈴木喜兵衛・角筈(つのはず)一丁目町会が中心となって文化・娯楽施設の整備を推進。映画館・劇場・飲食店が集積し、「文化的歓楽街」として形成された。

1960〜70年代:歓楽街化

高度経済成長期に飲食・風俗産業が急速に拡大。暴力団縄張り争いも激しくなり、「危険な街」としてのイメージも定着した。

1990年代:組織犯罪の実態

バブル期以降、中国系・韓国系の犯罪組織も台頭。売春・麻薬密売・ぼったくり・客引きなどが横行し、治安は悪化。

2000年代:浄化作戦

2003年、石原都知事(当時)主導の下、警視庁・新宿区・地元住民が一体となった**「歌舞伎町浄化作戦」**が展開された。ぼったくり店の摘発・客引き規制・風俗店の締め付けが強化され、一定の成果を上げた。

2010年代以降:観光地化と新たな問題

インバウンド需要の増加で歌舞伎町は観光スポット化。しかしホスト文化の隆盛・SNSを通じた新たな犯罪手口など、課題も変化している。

主要スポット・エリア

エリア/施設 特徴
ゴールデン街 小さな飲み屋が密集する文化的スポット
コマ劇場跡(新宿東宝ビル) かつては演劇の殿堂、現在はゴジラ像でも有名
1番街・2番街 ホストクラブが集中するエリア
区役所通り ラブホテルが密集
歌舞伎町タワー(2023年開業) 多機能複合施設、新名所

裏社会との関係

暴力団の縄張り

歌舞伎町は歴史的に住吉会稲川会などの関東系暴力団の縄張りであり、飲食店・風俗店・ホテルへのみかじめ料(場所代)徴収が行われてきた。

半グレの台頭

2000年代以降、関東連合をはじめとする半グレ系グループが歌舞伎町に進出。従来の暴力団に代わる勢力として、ぼったくり・薬物密売・特殊詐欺の拠点となるケースが増えた。

ホスト問題

近年は「ホス狂い」(ホストへの依存)が社会問題化。多額の売掛金を抱えた女性が風俗業に追い込まれるケースが問題視されており、新宿区も対策に乗り出している。

関連用語