用語
薬物隠語大麻スラング
語

ハッパ

/はっぱ/

大麻(マリファナ)の俗称。葉の形状から「葉っぱ」と呼ばれるようになったとされる。裏社会・薬物取引で広く使われる隠語。

DATE: 2026/3/12

概要

ハッパとは、大麻(マリファナ)を指す俗称・隠語である。植物である大麻草の「葉」を乾燥させたものを吸引することから「葉っぱ」と呼ばれるようになったとされる。裏社会や薬物使用者の間で広く使われており、警察の摘発報道などでもこの呼称が登場することがある。

大麻取締法により、日本では大麻の所持・譲渡・栽培は違法とされている(医療・産業用の免許を除く)。

語源・由来

大麻は植物の葉や花穂を乾燥させて吸引する薬物であり、その形状が「葉っぱ」そのものであることから、この俗称が生まれたとされる。英語圏では「グラス(grass)」「ウィード(weed)」など植物を連想させる呼称が多く、日本語の「ハッパ」も同様の発想に基づく。

他にも「クサ」「野菜」などの隠語が存在する。

大麻の特徴

効果

大麻の主成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は、吸引することで以下のような効果をもたらすとされる:

  • 多幸感・リラックス感
  • 時間感覚の変化
  • 食欲増進
  • 感覚の変容(音楽・色彩の知覚変化)

一方で、使用により注意力・判断力の低下、不安感・パニック、依存性の形成などのリスクも指摘されている。

覚醒剤との違い

大麻は覚醒剤(シャブ、S)と比較して身体依存性が低いとされるが、精神依存は生じる可能性がある。また、覚醒剤が興奮・覚醒作用を持つのに対し、大麻は鎮静・多幸感をもたらす点で性質が異なる。

裏社会における大麻

流通ルート

日本国内の大麻は主に以下のルートで流通している:

  • 海外からの密輸 — 東南アジア・北米などから空路・海路で持ち込まれる
  • 国内栽培 — 住宅・倉庫などで秘密裏に栽培される「大麻工場」
  • 郵送・宅配 — 匿名性の高い郵便・宅配便を利用した取引

近年ではインターネット上の闇市場(ダークウェブ)を通じた取引も増加しているとされる。

暴力団・半グレとの関係

大麻の密売は暴力団や半グレ集団の資金源のひとつとなっている。覚醒剤と比較して刑罰が軽いこと、需要が一定数あることから、若年層を中心に販売網が構築されることがある。

法的扱い

大麻取締法により、大麻の所持・譲渡・栽培・使用が禁止されている。2023年の大麻取締法改正(2024年施行)により使用罪が新設され、現在は以下の罰則が適用される:

  • 所持・栽培:5年以下の懲役
  • 営利目的の所持・栽培:10年以下の懲役
  • 使用:7年以下の懲役(2024年〜)

従来は使用罪がなかったが、覚醒剤と同様に使用自体が処罰対象となった。

近年、一部の国や地域で大麻の合法化・非犯罪化が進んでいるが、日本では法改正により規制が強化されている。

関連用語

  • ヤク — 薬物の俗称
  • クスリ — 違法薬物の総称
  • シャブリ — 覚醒剤使用者
  • S — 覚醒剤の隠語