語
用語
直参
/じきさん/
広域暴力団において、組長(トップ)の直属部下として盃を受けた幹部組長のこと。山口組では直参が各地の組を率い、巨大ネットワークを形成している。
概要
直参(じきさん)とは、広域暴力団組織においてトップ(組長・会長)と直接、盃事(親子関係)を結んだ幹部組長のことである。「直系」(ちょっけい)とも呼ばれる。
山口組をはじめとする大規模広域暴力団では、この直参制度が組織拡大の根幹となっており、全国各地の幹部組長が直参として山口組トップと盃を交わすことで、巨大な縦のネットワークが形成されている。
直参の地位と役割
ヒエラルキー上の位置
組長(総裁)
↓
直参(じきさん)← ここ
↓
直参傘下の組員
直参は組長から直接盃を受けた「正式な子分」であり、各地で自らの組(直系組織)を率いる。
義務と権利
義務:
- 上納金(じょうのうきん)の定期的な納付
- 組への忠誠・服従
- 組長の指示への従事
- 組全体の方針遵守
権利:
- 組(上位組織)の代紋の使用
- 組の保護・後ろ盾
- 組のネットワーク・情報へのアクセス
- 直系組織のトップとして独自に組員を抱えることができる
山口組における直参制度
山口組(特に三代目・田岡一雄の時代)は直参制度を積極的に活用して全国展開を果たした。
- 各地方の有力な地場組織のトップを直参として取り込む
- 既存のネットワーク・縄張りごと山口組に吸収する方式
- 直参が自らの縄張り・組員を維持したまま山口組に加入するため、急速な拡大が可能だった
現在の六代目山口組の直参数は数十名にのぼり、それぞれが数十〜数百人の配下を抱えている。
直参とシノギ
直参は自らの組で独自のシノギ(資金源)を持ちながら、一定額を上納金として上部組織に納める仕組みである。
- 下からの上納: 組員→直参への上納
- 上への上納: 直参→組長への上納
- 中抜き: 直参は中間で一定の利益を得る