人
人物
美能幸三
/みのこうぞう/
広島の暴力団・美能組の組長。広島抗争(広島代理戦争)の中心人物の一人で、山口組と共政会の間で激しい抗争を繰り広げた。
概要
美能幸三(みのこうぞう、1926年〜2010年)は、広島県を拠点とする暴力団・美能組の組長。1960年代から70年代にかけて広島で勃発した暴力団抗争(いわゆる広島代理戦争)の中心人物の一人。
のちに暴力団から引退し、自伝的著作を通じて裏社会の実態を語った。
経歴
美能組の結成
広島県呉市出身。戦後の混乱期に博徒の世界に入り、呉市を拠点に勢力を拡大。美能組を率いて広島の有力組織となった。
広島抗争
1960年代、広島では地元組織と山口組系組織の間で縄張りを巡る抗争が激化。美能は山口組の三代目・田岡一雄と盃を交わして山口組の傘下に入ったが、地元の共政会との対立が深まり、銃撃事件が頻発する事態となった。
この抗争は広島を舞台に山口組系と地元系が代理的に争ったことから「広島代理戦争」と呼ばれ、仁義なき戦いシリーズの題材ともなった。
引退と著作
抗争の泥沼化を経て暴力団から引退。その後、自らの半生を振り返る著作を発表し、ヤクザ社会の内幕を世間に伝えた。