横浜
神奈川県横浜市。港湾都市として発展し、中華街・伊勢佐木町・黄金町などを有する。歴史的に稲川会の縄張りが多く、独特の裏社会史を持つ。
概要
横浜(よこはま)は、神奈川県横浜市のことであり、日本最大級の港湾都市として知られる。人口約370万人(2024年)と東京23区を除けば日本最大の基礎自治体であり、江戸末期の開港(1859年)以来、外国文化の玄関口として発展してきた。
裏社会との関係においては、稲川会(いながわかい)をはじめとする関東系暴力団の縄張りが多く、黄金町・伊勢佐木町などの歓楽街を中心に独特の裏社会史を持つ。
歴史
開港と外国人の流入
1859年の開港以降、外国人居留地が設けられ、中国人・欧米人が多数流入した。このことが現在の中華街(横浜中華街)の形成につながった。港湾労働者・外国商人の流入に伴い、早期から賭博・売春・犯罪組織が活動する素地が形成された。
関東大震災後の混乱
1923年の関東大震災後の混乱期に、街の再建を担った「侠客」(きょうかく)たちが横浜の裏社会の基礎を作ったとされる。
主要な裏社会スポット
黄金町(こがねちょう)
横浜市中区・南区にまたがる黄金町は、かつて「立ちんぼ」(路上売春)の街として全国的に知られた。京急電鉄日ノ出町〜黄金町駅間の高架下には多数の違法売春店・覚醒剤売買拠点が密集していた。
2005年以降、横浜市と警察が連携した「黄金町バザール」プロジェクトにより、芸術・文化の拠点として再開発が進み、大きく浄化された。
伊勢佐木町(いせざきちょう)
横浜市中区の繁華街。かつては横浜最大の歓楽街として水商売・風俗業が集積していたが、現在は商業街として再生されている。
稲川会との関係
横浜は稲川会(いながわかい)の主要な縄張りの一つである。
- 稲川会は伊豆〜横浜〜東京南部を縄張りとする関東系暴力団
- 港湾・建設・水商売への介入が歴史的に深い
- みかじめ料徴収・縄張りの維持が長年行われてきた
暴排条例の施行以降、表立った関与は減少しているが、フロント企業経由での間接的影響は残るとも言われる。
横浜中華街と犯罪
横浜中華街は日本最大のチャイナタウンであり、一般には安全な観光地だが、歴史的には:
- 中国系犯罪組織との関連
- 非公式な金融(地下銀行)の存在
- 不法滞在外国人の問題
などの指摘があり、当局の監視下に置かれてきた。