件
事件
横井英樹襲撃事件
/よこいひできしゅうげきじけん/
1958年に安藤組の組員が実業家・横井英樹を銃撃した事件。戦後の企業乗っ取り屋と暴力団の関係を象徴する事件として知られる。
概要
横井英樹襲撃事件(よこいひでき しゅうげきじけん)は、1958年に東京で発生した、安藤組の組員による実業家・横井英樹への銃撃事件。
戦後の企業乗っ取り屋(仕手筋)と暴力団の関係を象徴する事件として知られ、安藤昇の逮捕・服役の契機となった。
背景
横井英樹とは
横井英樹は戦後日本の代表的な企業乗っ取り屋(仕手筋)。白木屋デパート(後の東急百貨店日本橋店)の株買い占めや、ホテルニュージャパンの経営などで知られる、当時の財界の問題児的存在であった。
安藤組との対立
事件の発端は、蜂須賀侯爵家の未亡人が横井に対する貸金の回収を依頼し、仲介者を経て安藤組に取り立てが持ち込まれたこととされる。横井と安藤組が直接的に対立したのではなく、第三者の債権回収依頼が安藤組の関与のきっかけであった。
事件
1958年、安藤組の組員が横井英樹を銃撃。横井は重傷を負ったが一命を取り留めた。
この事件に関連して安藤組組長の安藤昇が恐喝容疑で逮捕・服役。これが安藤にとって暴力団からの引退を決意する転機となった。
事件の意義
この事件は、戦後の高度経済成長期における企業社会と暴力団の接点を示す典型例である。企業の乗っ取り、株の買い占めといった経済活動の裏に暴力団が関与する構図は、後のバブル期にさらに大規模化していった。